労務管理

雇用契約が無効になることってあるの?

たとえ会社と労働者が合意をしたとしても、その合意した内容が労働基準法で定めている労働条件を下回っている場合には、その下回っている部分については無効となり、無効となった部分は労働基準法で定めている労働条件が適用されます。

労働基準法第13条には、

この法律で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その部分については無効とする。この場合において、無効となつた部分は、この法律で定める基準による。

と定められております。

また、たとえ会社と労働者が合意をしたとしても、その合意した内容が会社の就業規則で定めている労働条件を下回っている場合には、その下回っている部分については無効となり、無効となった部分は就業規則で定めている労働条件が適用されます。

労働契約法第12条には、

就業規則で定める基準に達しない労働条件を定める労働契約は、その部分については、無効とする。この場合において、無効となった部分は、就業規則で定める基準による。

と定められております。

Check

合意した内容が、労働基準法や就業規則で定める労働条件を下回っている場合は、その下回っている部分は無効になり、無効となった部分は、労働基準法や就業規則で定める労働条件が適用される。

その他、公序良俗に反する契約であったり(民法第90条)、契約当事者の意思表示に錯誤や強迫などの瑕疵がある場合(民法第93条~第96条)、契約当事者が制限能力者(未成年や成年被後見人など)である場合(民法第5条、第9条など)なども無効になったり、取消しなどになったりする可能性があります。


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i-sr
特定社会保険労務士。社会保険労務士事務所開業7年目。経験領域:社会保険手続き、給与計算、労務管理、労務相談、助成金申請、就業規則作成改定など。 趣味:音楽◎ ドライブ〇 読書△ 
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