労働契約法

雇用契約のキホンのキ(労働契約の原則② 信義誠実の原則)

雇用契約を締結しますと、労働者には、賃金を受け取る権利と労働力を提供する義務が発生し、使用者には、指揮命令する権利と賃金を支払う義務が発生します。


しかし、ただ単に双方がこれらの権利を行使し、義務を履行すればいいというものではありません。


民法第1条2項(基本原則)には、

権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。



と定められており、また労働契約法第3条4項(労働契約の原則 信義誠実の原則)にも、

労働者及び使用者は、労働契約を遵守するとともに、信義に従い誠実に、権利を行使し、及び義務を履行しなければならない。



と定められているように、契約した内容(約束したこと)については双方が信義に従い誠実に行使または履行しなければなりません。




今、人に関する問題、労使トラブルが複雑化しており、それに対応すべく様々な労働法令が派生しておりますが、双方が信義に従って誠実に対応していれば、パワハラやセクハラ、不当解雇、サービス残業、勤務態度不良などの労使トラブルは起こりえません。起こったとしても最小限にとどまるはずです。




この信義誠実の原則は、雇用契約のキホンのキになります。



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