労務管理

雇用契約書をとりかわす際には、労働者に雇用契約の内容を理解してもらうようにしましょう。

新しく入社する従業員と雇用契約書をとりかわす際は、会社と従業員の双方が雇用契約書の内容を確認するためにも、雇用契約書に定めている労働条件を一つ一つ読み上げながら確認していくことをおすすめします。

労働契約法第4条第1項には、

使用者は、労働者に提示する労働条件及び労働契約の内容について、労働者の理解を深めるようにするものとする。

と定められております。

雇用契約の内容については、求人募集の内容と実際締結した雇用契約書の内容が違っていたり、内容をよく理解できていなかったり、わからないことがあったなどの理由により、労使トラブルになったり、人がすぐ辞めてしまったりすることがあります。

雇用契約書の記載事項を一つ一つを読み上げること自体、時間の無駄だと考える方もおりますが、こういった一つ一つのことを丁寧に対応することで、従業員の不安が払しょくされ、納得して働くことができ、ちょっとした理由による離職や労使トラブルを未然に防ぐことができ、少しずつ信頼も築けていけるのではないでしょうか。

入社時の雇用契約書の取り交わしは、しっかり時間を割いた方がいいと思います。

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i-sr
特定社会保険労務士。社会保険労務士事務所開業7年目。経験領域:社会保険手続き、給与計算、労務管理、労務相談、助成金申請、就業規則作成改定など。 趣味:音楽◎ ドライブ〇 読書△ 
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